2016.01.17

Suraj と Batu Gaiden

 インドにはクリケットはありますが野球はありません。いえインドが珍しいのではなくて世界的に見渡すとサッカーやラグビーはワールドカップも開催されるぐらいメジャーですが、野球は米国とその影響圏である中米カリブ諸国周辺、米国とガチンコ勝負した日本とその影響圏であった台湾と韓国ぐらいにど・マイナーです。中国行ったら小姐もほとんど知りません。

 クリケットはインドではむちゃくちゃ有名です。駅前で試合をやっていたら置き引きそっちのけで皆さん熱中しています。本国イングランドではおそらくゴルフに近い紳士のスポーツとして知られています。多分野球よりメジャーと言っても間違いはないでしょう。

 で、12〜3年前にクールジャパン戦略の一環で「巨人の星」のインド版「Suraj the rising star」が輸出されると言う事で一時期話題になりました。思ったとおり野球では受けが悪いからクリケットで。事前にかなり調整をおこない、立ち上げも「大成功(?)」と、日本での前宣伝では期待に盛り上がりました。時を同じくして「Batu Gaiden」もスタート。いよいよ日本のアニメがインドに浸透する時がやって来るのでしょうか?

160209_01



160209_02

....放映から4年経ちました。視聴率は2.0%....
あれ?
日本とインドでは比較はできません。なにしろテレビチャンネルだけでも700はあるのです。深夜放映のガンダム並と悲観するのは早過ぎます。放映後吸水スポンジのように消えてしまった日本のアニメ情報ですが、つい最近日経でレポートが出ていました。クリケットはやっぱり大人気の様です。街の子供に聞いてみました。

「スーラジって知ってる?」
「知らない」

統計の取り方が悪いのかも知れません。スーラジのブームはこれから!

....と虚勢を張ろうがピントの外れたものは当たり様がない。自分で「なあオレってクールだろ?」と言いたがる人間が実際にクールなワケがないのです。周りを見てどうしようどうしようとオロオロしている人間が一番格好わるい。日本では同調圧力と言うのが言われるけど、ここインドではその同調圧力がまるでないのだ。同調圧力どころか嘘と本当の違いも分からない。本当の嘘はどこにあるのだ。その嘘ホント。生真面目な日本人、これから気長にスーラジビジネスを続けて行くそうです。

ひとつ無責任なヒント。アッサム方面に行かれるとコスプレが流行しているとのこと。ここはデリーとは文化圏がまるで違います。ナガランド、こちらに救いがあるやも知れぬ。是非行ってみなされ。めぐり合わせに寄ってはミゾラムやロヒンギャに出会えるかも知れませんが。


Nagaland_2


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.12.11

中国のしょこたん!?

071210_sakura

 先月末から中国の深圳に出張しておりますです。これ、ぱっと見て、日本語学校のパンフレットにしょこたんの写真が無断使用されているのかと思ってしまいました。よくよく見るとしょこたんとは違うのは分かるんですが、なんか、こう、表情とか雰囲気が似ている気がします。こちらは正真正銘の"しょこたん"こと中川翔子さんの画像です。

071210_shokotan


 彼女の名前は伶俐(リンリー)。11歳で来日。上智大学を出ています。2005年から上海東方電視台で始まった、「東京印象」と言う、今どきの日本を紹介する番組のリポーターです。2007年からは東京に限らず日本全国を駆け回り、うどん打ちに奮闘したり、温泉でのぼせたり、スキー場で風邪をこじらせたりと、日々日本カルチャーを精力的に伝播しようと頑張っているそうです。そんな彼女ご本人のブログはこちら。

伶俐的東京印象

 ここが番組の公式サイトなんでしょうか。日本系の会社だと思いますが....。

上海ロキシー文化伝播有限公司

 さて、もともとの日本語学校ですが、ホームページはこちらです。ちなみにうちの従業員に聞いてみたところ、「内容はしっかりしてそうだけど、値段が高い」そうです。

櫻花国際日語

 伶俐(リンリー)、そのうち亜州明星総覧に載せるかも....。

071211_lingli_1

071211_lingli_2

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!


| | Comments (1) | TrackBack (0)

2007.11.07

ノラ・ミャオは今....?

071106_04

     可憐だなぁ。




 「ドラゴン怒りの鉄拳(原題:精武門)」の時のノラ・ミャオです。ブルース・リーに憧れた当時の男子どもは、また皆が皆ノラ・ミャオにも憧れたものです。

 「ドラゴン怒りの鉄拳」では、悪辣非道な小日本鬼子に立ち向かう中華英雄:ブルース・リーと言うストーリーで、思いっきり日本人が悪役で出てきます。その敵方の日本人を演じたのが橋本力さんで、この人、大映映画の「大魔神」を演じられたお方。このお方が映画ではブルース・リーに蹴られて吹っ飛んでいくのですが、そこでワイヤーワークで吹っ飛んで行くところを勤めたスタントマンがジャッキー・チェンだったそうです。「ドラゴン怒りの鉄拳」には続編の「レッド・ドラゴン(原題:新精武門)」と言うものがあり、この映画の主演はジャッキー・チェンノラ・ミャオは前作と同じ役で出演しています。






 私が初めて観た香港映画は「ドラゴンへの道(原題:猛龍過江)」でした。1975年の夏休み。小学生の私は、同い歳の従兄弟と2人で京都の映画館へ向かいました。

071106_01

 これはその時に買ったパンフレット。さすがにボロボロになっておりまして、右端の綴じ部分が禿げてたりしています。

071106_02

 表紙をめくったらこんなの。パンフレット自体はモノクロ主体で、今のものと比べるとかなり地味です。

071106_03

 レコードも持っています....と言うのは嘘で、これはパンフレットの裏表紙の画像の一部。「ブルース・リーの絶叫入り」のこのレコード、従兄弟は多分今でも持ってると思う。

071106_05

 これは「ドラゴンへの道」でのノラ・ミャオ。「ドラゴン怒りの鉄拳」の頃とそれ程時間は経っていないと言うのに、可憐で清楚な出で立ちからガラっと変わっちゃいましたが。いえいえそれでもこれはこれでまた可愛らしい。

 ここでのノラ・ミャオは、ローマで中華料理店を経営する女主人。マフィアに嫌がらせを受け、故郷に助けを求めたところ、遠縁の頼りになりそうな男としてブルース・リー扮する唐龍(タン・ロン)がローマに来るわけです。で、いつものように嫌がらせをしてきたマフィアの手下をタン・ロンは卓越した技でボコボコにしてしまい、その後は泥試合あり〜の、最後にはコロッセオでの戦いで最強の相手を打ちのめすのですが、戻った中華料理店では、既に本気で怒らせてしまったマフィアによって従業員がほとんど殺されていた....と言う、お前がローマに来たのは火に油を注いだだけやんけ〜!....っと、アメリカ軍の対アフガンや対イラク作戦みたいなストーリーでありました。小学生の私には何だか分からんがインパクト強かったな〜。

 さてその後、ノラ・ミャオはいくつかの映画に出演していましたが、1980年を過ぎた頃に結婚。カナダ・トロントに拠点を移し、銀幕からは遠ざかってしまいました。ただ、芸能界から引退したわけでは無く、1990年代にはトロントのテレビ番組の司会などをしていたそうです。

 そして現在、カナダの華人向けラジオ局で司会を務めています。以下の画像は、そのラジオ局の公式プロフィールページにあるものです。

071106_06

 う〜ん、歳とってる筈なのに若々しい。




 しかし彼女、1952年生まれですよ。とすれば現在は既に55歳。このお写真でさすがに55歳と言うのは....?




 と、思ったら、こんな画像が。




071106_07

 ....確かにお綺麗ではありますし、面影もしっかり残っております。が、公式プロフィールページにあのお写真と言うのは、さすがにちょっと公共広告機構では....。










 「ドラゴンへの道」もまた、敵役として日本人が出てくるのですが、この映画でマフィアが遣わした日本人役を演じたのはウォン・インシク。日本統治時代の朝鮮出身のアクションスターです。

071106_08

 映画ではブルース・リーと対峙し、「おむぁえぐぁ、タン・ロンくわぁ〜!?」と、かな〜り怪しげな日本語を発し、ブルース・リーに決め技を喰らわされると「あ〜いたっ!!」「お〜いたっ!!」とか言っておりました。

 この方もその後、ジャッキー・チェンの「ヤング・マスター〜師弟出馬〜」などに出ておりましたが、やがて引退。

 そして現在は....この方もカナダ・トロントに拠点を移されております。あらま。

 ウォン・インシク氏、トロントでは合氣道(ハプキド)の道場を運営しているそうです。韓国のハプキドと日本の合気道、関連性があるのかとか、どっちかがルーツなのかとかは、勉強不足で分かりません。

 その道場のホームページにご本人の画像がありました。




071106_09

    老いた鷲や。
       



 考えてみれば、32歳と言う若さで亡くなったブルース・リー。もしご存命ならば今年で67歳。諸行無常。

 でも32歳没にして世界に伝説を作りあげたひとりの人間。どえらい。今更ながら合掌。

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!

| | Comments (3) | TrackBack (0)

2007.08.24

ラッシュアワー3だ!

 いやあ、余りの暑さにブログ書く気力がすっかり失せておりました。

070824_zhangjingchu

 なんだかとても日本人に見えるんですよ、彼女、張 静初(チャン・ジンチュー)。福建省生まれの中国人です。映画監督を目指して中央戯劇学院監督科で学んでいましたが、卒業後は女優に転身。中国のテレビドラマなどに出ていましたが、あまり目立った活躍はなかった様です。

 しかし2004年の主演昨「孔雀 -我が家の風景-」が2005年ベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞。注目の新人として期待され始めました。YouTubeでの「孔雀 -我が家の風景-」に関するインタビューの動画はこちらです。

070824_peacock

 近ごろでは「ポスト章子怡(チャン・ツィイー)」とも言われていたり「期待の若手女優」とも言われていますが、実は章子怡(チャン・ツィイー)より1歳下であるだけなのです。「若手」と言っていいのかしら....。


 え〜と、そうそう、タイトルにある映画の話をしようと思ってたのに脱線脱線。まだ暑さでぼけてるなぁ(^-^;)。

 張 静初(チャン・ジンチュー)も出ている「ラッシュアワー3」、いよいよ明日より公開です。「高校教師」こと真田広之さん、渋い俳優さんになりましたね〜。

070824_sanadahiroyuki

 ええもちろん本当の主演はジャッキー・チェンでございます。そしてなぜか日本の公式サイトではクレジットされていないんですが、「お湯をかける少女」こと工藤夕貴も出ております。なんでクレジットがないのー??

070824_kudohyouki

 はい、と言うわけで明日から公開です。乞う御期待!!YouTubeでの英語版ラッシュアワー3の予告編はこちらです。

070824_rushhour3

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.06.24

どうなる鄭伊健のウルトラマン

円谷プロ、タイ製ウルトラマン撲滅へ

070624_ultraman

 そう言えば以前から「タイのアユタヤにウルトラマンランドがある」とか、「鄭 伊健(イーキン・チェン)が中国版ウルトラマンに出るらしい」とか、ぽつぽつと情報があったそうなのですが....。今回の事で点在する情報がなんとなく繋がってきました。

 「チャイヨー・プロダクション」と言う会社がタイにあるのですが、この会社はウルトラマンシリーズの海外での版権を円谷プロダクションから買い取り、アジア圏での海外放映やキャラクター販売を幅広く手掛けているらしい。で、円谷プロから訴えられたりと、いろいろごたごたが絶えないそうだ。

 気になったのでググッて行くと、版権についてはいろいろ経緯があるらしく、どうも一時期怪獣ブームが去って円谷プロが傾いた時に、会社存続のために海外での版権をチャイヨーに売ったのは確か(契約自体を偽物と円谷プロが訴えたが最高裁で敗訴)。この時「タダ同然だった海外での版権を円谷プロの経営を助けるためにチャイヨーが買い取った」のか「チャイヨー円谷プロの足もとを見て安値で買い叩いた」のかは、ちょっと分からない。諸説あるみたいですが、とりあえずウルトラマンタロウあたりまでの版権はチャイヨーが持っているそうです。

 問題はこの後。ウルトラマンレオ以降から第2期ウルトラマンブームの新シリーズにまでチャイヨーが関与したり、円谷プロとは別に独自のウルトラマンを製作したり、ウルトラマン博物館を建設したりと言う部分だそうな。要はチャイヨーの暴走というところでしょうか。

 今回の判決では円谷プロの勝訴で、チャイヨーが中国向けに製作した「PROJECT ULTRAMAN」は「違法である」との事。しかし良く分からないのがこの2005年の記事。

中国版「ウルトラ」番組を制作 円谷英明・円谷プロダクション社長

....ここでは確かに円谷プロが中国人俳優が主演の中国版ウルトラマンを製作すると言明しています。そして翌2006年2月の情報ではチャイヨー鄭 伊健(イーキン・チェン)主演の中国版ウルトラマンを製作すると発表。流れを見る限りでは円谷プロ監修でチャイヨー製作のウルトラマンなのではないかと思ってしまうのですが、昨年秋から円谷プロが中国でチャイヨーを訴えると言う事態に。

 気になる「PROJECT ULTRAMAN」、当初は2006年に中国で放映される予定だったのですが、駐在の方からの情報でも「観たよ」と言うお話が全く聞こえてこない上に、訴訟沙汰になっていることもあるので、未だ放映はされていないらしいです。もし観た方がいらっしゃいましたらご一報をお願いします。予告編がYouTubeにありますのでご紹介します。(情報提供:ぽちさん。ありがとうございます。)

070628_projectultraman

 映像を見る限りではとても「ニセモノ」と言えないぐらいのレベルに仕上がっています。全52話もあるそうですが、このクオリティーで全編できあがっているとすれば、かなりすごい。恐らく日本で観ることは絶対無理っぽいですが、ご本家円谷プロのウルトラマンよりもウルトラマンに対する愛情が感じられるような気がするのは私だけでしょうか....?



↓↓関連情報(タイ語ですが写真多し)↓↓
Project Ultraman The Series Begin...!

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!


| | Comments (3) | TrackBack (0)

2007.04.13

ジャッキーが来たっ!

070413_projectbb_1

 いえ深圳にジャッキー・チェンが来たとかそう言う話ではなくて、もう日本で上映されているんですね、「プロジェクトBB」。原題は「寶貝計劃」、日本の常用漢字になおすと「宝貝計画」です。かの「プロジェクトA」の原題が「A計劃」でしたから、「プロジェクト」がつくのは分かるけど、さて「宝貝」とは....?中国語をやった方ならすぐわかる、これは「可愛い子」の意味。発音は「バオベイ」で、英語の「ベイビー」の当て字としても使われたりしているはず。まあ「プロジェクト・ベイビー」では映画の内容にはぴったりかも知れないけど、あんまり様にはなりませんか(^^;)。

 今回の映画はかなり豪華なキャストなのがウリでもあります。公式サイトに予告編がありましたので覗いてみました。

070413_projectbb_2

 あのMr.Booマイケル・ホイ先生ですよ。64歳。26年ぶりと言う事はキャノンボール以来の競演と言う事でしょうか。

070413_projectbb_3

 出ました!ユン・ピョウ先生49歳。17年ぶりですから奇蹟 ミラクル以来かな。

070413_projectbb_4



おいこらo(`ω´*)o!

 13年前から今まで40本以上の映画に出演しているルイス・クー先生36歳を「香港期待の新人」とは何ですか!?確かに日本での知名度はいまひとつかも知れませんが、このキャッチは公共広告機構に訴えてもいいくらいの虚偽情報です!何をするやら日本の供給元は....。

 出演はカメオを含めて他にニコラス・ツェー26歳、ダニエル・ウー32歳、テレンス・イン31歳、アンドリュー・リン37歳、カオ・ユェンユェン27歳、シャーリーン・チョイ24歳。ちなみにジャッキー・チェンは53歳です。

....さ〜て、最近のジャッキー・チェンの話題と言えば、一部でささやかれているスタントマンの話題。

「ぼくはジャッキー・チェンのスタントマン」ブログで暴露
ジャッキー・チェン神話崩壊!?囁かれるスタントマン説?北京
スタントマン説に揺れるジャッキー・チェン、噂をきっぱりと否定

 なんでこんなに騒がれるのか分からないんですが、香港映画で代役使うの当たり前なんで、ジャッキー・チェンも当然使っているのは前から知られていたはず。

 の主演映画って、多い時は2ヶ月に1本出ていた訳で、きまじめに全シーン本人が出演していたら絶対できっこないんです。代役を駆使して1日に3人4人のジャッキー・チェンが、香港のあちこちで同時撮影....なんて事もあったでしょう。香港映画ではごく当たり前の事です。

 ただし、はアクションスターとして売っているんですから、しかできない「決め」の危ないシーンはもちろん本人が全部やっています。代役を使うのはロングショットで走っているところとか、ドタバタアクションシーンの背中しか見えないショットとか、それなりに訓練した人間であれば出来そうな場面ばかりです。監督だってそう言うシーンのために本人をわざわざスケジュール調整して撮るのも金と時間の無駄だと考えるのが当然でしょう。

 ジャッキー・チェンが「 僕はスタントマンを一切使っていない。だから今、全身どこも傷だらけだよ。」と言ったのは、その「決め」の危ないシーンでスタントマンを使わないよと言う意味だと考えるのが妥当でしょう。

 ともあれ、やっぱりジャッキー・チェン主演映画は期待大。私はまだ見ていません(^^;)が、お時間があれば劇場に足をお運び下さい。

070413_projectbb_5

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2007.01.21

華麗なる一族・上海ロケ地

 1月14日、キムタクドラマの初回、見てしまいましたよ。上海ロケに釣られて。

 路面電車の走っていた神戸元町界隈のロケを上海で行ったそうなんですが。時代設定は昭和42年頃だそう....にしては、街並み古すぎ。「万博間近」の頃って、もっと近代化してたよー。昭和42年って言うと東海道新幹線開業3年目だし、昭和45年の万博ではモノレールが走って自動改札も登場してたし。ちょっと風景としては無理があるような。

 ご存じの方も多いと思われますがこの上海ロケ、実際の上海の街頭で撮ったのではないのですね。私、その昔(1987年春頃)に上海に行ったことがありまして、その頃の蘇州河の北側、ブロードウエイマンションの西側あたりなんか、まだまだ疎開時代の建物とそう変わらない物件が多く残っていて、おまけにレトロな日本語の看板もあったり、風と共に去りぬの映画の看板があったり....と言うのは、ほんの1週間前にその場所で映画のロケがあったのでした。スピルバーグの迷作「太陽の帝国」です。

 まあそんな時代もあったのですが、今の上海はそう言う街並みも路地も絨毯爆撃にあったかのように更地にして区画整理からやり直し、新宿副都心みたいな風景が何キロも延々と続き、リニアモーターカーもかっ飛ぶ異空間未来都市に変貌してしまいましたので、とても昭和42年頃の雰囲気なんか出やしません。

 と言う訳で、ロケ地は中国各所にある映画村の一つ「上海影視楽園」で撮影したそうです。路面電車の線路のある風景ですが、当たり前ですが神戸元町界隈のために作られたところではなく、疎開時代の南京東路を再現した街並みなのだそうです。と言う事は昭和10年代くらい?でしょうか。どうりでレトロ過ぎるわけで。

070122_movie

 建物がレトロ過ぎるのもさることながら、どうも「日本」に思えないこの風景。何が違うのか見てたんですが、分かりました。

 路面です。ドラマで出てきたロケ地の路面の断面はこんな感じでした。

070122_road_china

 日本では、だいたいこういう風になっているはずなのです。

070122_road_japan

 日本は雨が多いので、水はけを常に気にして路面電車の走る中央部が盛り上がり、道路の端に向かって緩やかな斜面になっているのが普通。これが無いために、圧倒的に違和感を感じました。これじゃあ雨降ったら道が川になる、中国によくある真っ平ら道路そのまんま。まー、テレビドラマでここまでいじるわけにはいかなかったでしょうけど。

 それにこの路面電車の走る南京東路の風景、見覚えがあると思ったら、チャウ・シンチーの「カンフーハッスル」のロケ地じゃないですか。う〜ん、イメージがどんどんキムタクから離れていく....(^^;)。


 因みに最近の南京東路はこんなです。歩行者天国になってしまいました。

070122_nanjinglu

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!

| | Comments (1) | TrackBack (0)

2006.10.02

慶祝・御成婚

 

061002_masterq

 中国では国慶節の大型連休に突入。連繋して作業する私もようやくほっとしているところです。いや〜9月の忙しさったらありゃあしませんでした。

 さて既に香港では9月30日に報道され、あちこちのブログでも取り上げられていますが、香港芸能界のサラブレット・謝 霆鋒(ニコラス・ツェー)と、これまた香港芸能界では生粋の美女である張 柏芝(セシリア・チョン)が、この程フィリピンにて結婚式を挙げたとのこと。いやあおめでとうございます。

 個人的にはニコ様自身は感じのよい俳優さんだな〜と言う印象以上のものはあまりなくて、むしろ大阪でのニコ様ファンの方々との交流の方が印象深いです。かれこれ6〜7年ほど前になりましょうか、梅田の某レコード店にニコ様が降臨すると言う事で、ファンの方々が集結。お食事会に参加させて頂きました。いやあ、10名以上もいらっしゃる女性のなかに黒一点(笑)。得難い経験でした(^。^;)。レコード店に並んでいるときに周囲に亜州明星総覧名義の私の名刺を出すと、さすがにこう言うマイナーな方々には知られているらしく、「え、あの岸上さん!?」と言う、他では絶対に聞くことの出来ないお声を頂いたりして....。以後ニコ様ファンの方々、通称「謝(ツェー)の人」とは頻繁に飲み会で乾杯する事になりました。楽しかったですね〜あの頃。

 張 柏芝(セシリア・チョン)は....なんか端正なお姿とガラッパチのお声とのミスマッチ感の印象が強くて....(^^;)。台湾のバラエティー番組で、本当に明け透けに喋りまくって「ガハハハハハ」と笑っているのを強烈に覚えておりまして、まあ写真映りには関係ないのでしょうが、これでは随分と叩かれているだろうなと心配したのをおぼえております。

 このお2方、つき合って分かれて復縁したと思ったらいきなりご結婚。既に香港のゴシップでは「妊娠3ヶ月の出来ちゃった婚」と騒がれておりますが、まず間違いなく、これ以上には無いという端正なお子さまがご誕生することでしょう。21世紀の香港芸能界でトップに立つことを生まれる前から約束されているのです。

 ともあれ、末永くお幸せに。亜州明星総覧のトップページ、偶然ですが2人が並んでおりましたので24時間限定でハートマークをつけておきました。冒頭の写真はお2人が共演した映画・「老夫子2001」。邦題は「恋のQピッド」(^^)/。

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2006.06.02

十 年

060602_tenyears

 陳 奕迅(イーソン・チャン)の「十年」。しみじみした曲でとても好きです。2002年の映画「賤精先生」では、たしかこの曲の広東語バージョンが使われていました。カラオケで今度歌ってみようかと思っているんですが、意外と難易度が高そうな....。

 陳 奕迅(イーソン・チャン)ってなんか不思議な俳優さんですね。抜群の2枚目と言うのでもなく、ちょっと癖のある顔なのですが、人気は高いです。


 この6月で亜州明星総覧の開設から、まる十年を迎えました。

 当初はインターネットも始めたばかりでHTMLもロクに分からず、解説本と首っ引きでエディタソフトにタグ生打ちで始めました。なんでこう言うサイトを始めたのか?と言うと、香港映画の魅力に惹かれていったものの、俳優についてほとんど知識がなかったからです。要は勉強がてらの自分のブックマークがわり。始まりはたったの1ページ、ただのリンク集。この当時は慶応の細川さんと言う方が英語版の明星リンク集を作っていらっしゃったのですが、日本語版はありませんでした。

 それがだんだんページが増えていき、プロフィールも掲載し、中国語の勉強がてら繁体字や簡体字のサイトも付け加え、投稿を募集してどんどん情報を書き加え.....。つくづく自分はねちこい性格だなぁと感無量です(^^;)。最初の頃はよくそっくりそのままページをコピーして運営されるサイトも見受けられましたが、さすがに最近はページが多すぎて手間がかかりすぎるのか、そう言うのは見なくなりました。

 ここ最近ではやはりアフィリエイト導入が大きかったです。実入りもさることながら、明星さんの出演映画やリリースアルバムの情報がぐぐっと詳しくなったので、自分でもかなり重宝しています。ただ、そっちに時間を取られて新規明星さんの登録が遅れ気味なのがちょっと気になっていますが....。せめて楊 丞琳(レイニー・ヤン)ぐらいは載せないとなぁ(^^;)。と言う訳でおまけのビデオクリップを。ネタ元は噂のYouTubeです。

060602_rainieyang

 パソコンのバックアップデータがなくなって四苦八苦してはいますが、今後とも亜州明星総覧をよろしくお願いしますm(_ _)m。まだまだがんがん更新するぞっ(=`ω´)ノ!!

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2006.02.24

董驃おじさん逝く

 実は亜州明星総覧の関係で、明星の掲示板を400個ほど開設していますが、昨日の朝突然、董驃さん掲示板「miss you uncle bill forever!」との書き込みが....。情報を捜しまわりましたが、なかなか見つかりませんで。中国から香港のニュース関係はかな〜りプロテクトがかかりまくっていて読めないのです。

 22日夜に急逝との由。享年72歳。日本ではジャッキー・チェンポリス・ストーリー 香港国際警察でおなじみです。最近ではジェット・リーが主演でジェイ・チョウが主題歌を歌っている話題の「霍元甲」にも出演。本当につい最近までご活躍だったのですね。合掌。

※訂正
 出演していたのはジェット・リー「霍元甲」ではなくて、2003年放映でブルース・リャン主演の大侠霍元甲というテレビドラマだったようです。

060224_tingpiu

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!

| | Comments (0) | TrackBack (0)