地下鉄乗車レポート
2月27日のオフ会は20名近くの方が参加され、大変盛況でございました。初めてお会いする方も多々あり、なかなか有意義でしたよ。ただ1次会で日本料理屋に4時間近くも居座ってしまい、間断なくピッチャーから注がれるビールを頂いているうちに余力が無くなってしまったのか、2次会のカラオケは皆さんやや燃料切れになってしまった感はあります。やはりペース配分を考えてカラオケには望むのがベストかと。って、何もカラオケにそんなに気合いを入れなくてもいいんですが(^^;)。
私はと言いますと、ももとふくらはぎの筋肉痛が火曜日まで続き、どうやら5時間くらい立ちっぱなし&踊りまくりだったようです。お酒が入ってカラオケで踊っている時間というのは半ばトランス状態で別の人が宿っているので、自分としてはそんなに踊った記憶ございませんざますよ(^。^;)。
さてちょっと前になりますが20日の日曜、日本にいる間にできあがった深[土川]地鉄に乗ってみる事にしました。開通1ヶ月前に工事中の駅に武装強盗団が押し入りエスカレーターを強奪していった事件もあった上に 、開通の際のレポートはあちこちのブログなどで読ませて頂きましたが、どれもこれも「大混雑」「大混乱」と言った感じで、私の頭には「阿鼻叫喚の地獄絵図」さらには「ひったくりとスリの温床」ではないのかと言った、かな〜りコワいモノと言うイメージがこびりついてしまいました。しかし、ひるんでいては深[土川]地鉄の向こうに燦然と輝ける香港の街がいつまで経っても近くになりません。リュックに盗難防止措置を何十にも施し、超警戒態勢で意を決して出発しました(`^´)。目指すは世界之窗站。

....なんか薄暗くてしょぼいです。まわりも工事が終わってないし。暗がりでカツアゲにでも出くわしたら泣くに泣けないな、と思いつつエスカレーターに。ちゃんと動いていました。しかも入り口こそくらいものの、切符売り場周辺は外光も取り込む構造になっているせいか思ったより明るいし、何より中国らしくない(?)清潔感があります。人もまばらだし、広州の地下鉄よりも安全そう。これなら大丈夫かも。

切符内場。右は香港のオクトパスカードと同じFelica方式のカード「深[土川]通」のチャージ用のマシンです。左はおはじき型のトークンの売り場。みんなあんまり深[土川]通は買わないんですね。私は買いましたよ。

これがその「深[土川]通」です。あしらわれている絵は深[土川]のシンボルとも言える、無駄に大きい箱モノ「深[土川]市政府」です。余談ですがこの建物周辺のエリアは縦にも横にもどでかい箱モノが多くて歩くのにとても不便な地域です。見本市の時以外には特に行かなければならない用事もないんですが。100元出したらデポジットが40元、残りがチャージとして計算されました。改札を通ってホームに降りました。

まあ、がら空きです。考えてみれば世界之窗站で混雑する理由もないわな。ホームにはホームドアも付いています。地下鉄は右話通行で、世界之窗站では到着した電車は乗客を全員降ろしてから発車し、折り返して乗車側のホームに到着するという方式です。これなら降りる人優先というマナーを守らない中国人に腹を立てたりする事も無いですね(^-^;)。それにすれ違いざまのスリとかにも遭わなくて済みます。乗ってみたらこんな感じ。

乗客が少ないので余裕で座れます。始発駅ですから当然と言えば当然かも知れませんが....。そして何事もなく出発。動きはかなりスムースで香港の地下鉄と遜色ありません。だいたい2分ごとに1駅停まるペースで、最初の5〜6駅は乗る人もまばらでしたが、深[土川]市政府エリアを過ぎた所から混んできて座れない人も出てきました。と、ここで赤ん坊を抱いたおばさんに席を譲る若者を発見!どうしちゃったの中国人!?こんなの、俺の知っている中国じゃないヽ(`Д´)ノ!!連結部分では周囲の目線も気にせずいちゃついているカップルもいたりして、こう言う所も香港と遜色が無くなってしまいました。何かバスに比べて皆さんお行儀がよいぞ。そして羅湖まで2駅というところで乗客がどどっと降りてしまい、またがら空きになりました。考えてみれば羅湖にしょっちゅう行く用事のある人ってそういないもんなぁ。終点です。所要時間は30分!バスの倍くらいのスピードですよ。地下鉄をおりていよいよ地上に。

....いやあ、変われば変わるものです。あのドロドロの工事現場をよく見事に蓋をして。まるでずっと前からこういうたたずまいであったかのような顔をしていますが、3ヶ月前までこんなんだった事を私は知っている。ふふふ。

この日はせっかく羅湖まで来たんだしと言う事で香港にちょこっと寄ったりして、帰りも地下鉄に乗りました。唯一混雑していると感じたのは改札の出口。

まだトークンの使い方に慣れていないようです。あれは入場の時はFelica方式のカードと同じように「当てる」だけなんですが、出場の時の「当てる」人が多いらしい。でる時はコイン入れみたいな所に入れなきゃ開かないのです。それでやたらと係員がいる訳でしょう。
思ったより空いている、乗客の行儀がいい、駅ごとに公安らしき係員(治安警防)が居る、早い。値段は世界之窗から羅湖まで5元 で、バスの4元よりちょっと高いだけ。もっとも現地の金銭感覚で言うと同じ距離で400円払うか500円払うかの差以上はありますから、日常的に乗り回すのはちょっと贅沢かも。そこら辺が空いている原因でもあり、若干お金に余裕のある行儀のいい人間の率が高くなっているのかも知れません。景色が見えないのが残念ですが、香港が俄然近くなりました(^-^)/。

帰りに世界之窗の正面に行ってみました。工事で撤去されていたピラミッド、復活しておりました。地下鉄の出入り口としてリニューアルです。
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Comments
赤ん坊を抱いた女性に席を譲るのは中国では当たり前の風景です。この方面では、中国人の方が日本人より立派ですよ。わたくしも、中国では空気を読んで、老人に席を譲ったりします。
あと、いちゃついているカップルもよく見る風景ですね。
Posted by: 河村 豊 | 2005.03.03 08:49 下午
河村さん、こんにちは(^-^)/。そうでしたか(^-^;)。どうも私は20年近く前に初めて上海に行った時、あまりのマナーの悪さにショックを覚えて、以来ずっとそのイメージを引きずっているのかも。変化の早い中国ですから、だいぶ意識も変わってきたんでしょうね....。
Posted by: 岸上 孝 | 2005.03.03 10:13 下午
寒がりでいつも着膨れていた友達、バスに乗ると妊婦と間違えられてしょっちゅう席を譲られていました。子連れと妊婦には異様に優しいですよね~。その反面、労働力だとか臓器売買目的で赤子や幼児を誘拐して売り飛ばす事件も頻発してて、ナニがなんだかわかりませんが。
岸上さんが乗ってみてOKだったとのことですので、私も地鉄、そろろそ初試乗してみようと思います。(^^ゞ 皇崗駅がまだ開通してないのと、やっぱり事故が怖いので見合わせてたんですよ・・・・・。早く皇崗⇔上水も開通しないかな~♪
Posted by: プー@皇御苑 | 2005.03.04 01:34 下午