土曜の夜はまたまたオフ会でした。東門のしゃぶしゃぶ屋に15人くらい日本人が集まり、松竹梅の燗酒で乾杯の嵐。2次会はSongさんの家に殴り込みと言うコースで、前回と同じく最後は記憶がないですが、これは飲み過ぎというより眠かっただけのようで、幸い二日酔いにはなりませんでした。寝て起きて朝6時頃にバスで華僑城に帰りました。で、寮でゆっくり朝風呂していたら、ふと香港に行きたくなり....。特に目的はないけれど、もう1週間もしたら帰国の予定なので、しばらく行けそうもないですから。
と言う訳で、いつものようにバスで羅湖に。地下鉄工事のためにまたバスターミナルが移転していました。もう覚え切れません。通関してKCRに乗車。なんだか今日は信号待ちがやたら多いです。さて旺角に寄るか、紅[石勘]まで行って尖沙咀碼頭まで散歩するか....。と、列車内の駅案内を見ると「尖東」の文字が。ををいつの間にか尖東站まで通っていたんだ!
よし、そこまで行かせてもらいましょう。と思っていましたが、乗客は紅磡で全員降りちゃいました。あれれ?仕方がないので私も降りて、紅磡站で尖東站開通の情報を探しました。
〜〜〜10月24日、午後3時より〜〜〜
お、なんと2時間後に開業ではないですか!これはいちびらない手はありません。もしかしたら芸能人がゲストの開業イベントとかもあるかも知れないですしね。紅磡からいつものように尖東界隈を散歩、街角の飯屋に入り湯麺で昼食。隣のテーブルには若い男女が3人、何やら物々しい機械を傍らに置いてダベっています。そして腕には「KCR PRESS」のシール。どうやら尖東站開通の取材に来て、時間つぶしか何かで来ている模様。
もう2時半です。站の方で何かやっているかもと思い、行ってみました。
まだ柵がしてあります。入れません。実はフレームの外では入場を待ちかまえる人が結構いたりします。地下入り口も見てみました。
こちらも柵。なんだかパチンコ屋の開店待ちの様です。などと言っているうちに2時45分、いよいよ柵が撤去され、駅に向かって待ちかまえていた老若男女がぞろぞろとエスカレーターに向かっていきます。先ほどの取材陣も含め、いくつかのテレビ局も待ちかまえていて、その様子を撮影しています。そう、芸能人の来訪も開業イベントも無い淡々とした開業なのですが、マスコミにとっては格好のイベントだったのです。地下の切符売り場に行くと、そこかしこに取材陣が。あちこちにライトを照らし、カメラを向け、マイクを差し出し(^^;)。
これは通りすがりの人にインタビューしている様子。子供が無邪気にはしゃいでいたので、絵としてはなかなか面白そうです。こう言うのが至る所で繰り広げられていました。
待ちかまえる報道陣。何が来るのか...と言うと、単に改札を通る人たちを撮っているだけです。ここで自分も通れば確実にテレビに出られたようですが、ちょっと恥ずかしいので躊躇しました(^-^;)。他にも、站までのムービングウォークを通る人とか、切符を買う人とか、インフォメーションで説明を聞いている人とか、いろいろ撮影していましたよ。
時刻表を見ると、3時の羅湖行きが1番列車とのこと。
ではホームに降りてみましょう。しかし他のお客さんも、やたらきょろきょろしながら歩いています。みんなお登りさんです。それにカメラの多いこと。とにかく報道陣自身が盛り上げているような雰囲気です。
やはりいました。1番列車を横にアナウンサーが準備中です。
こちらもそうですね。何やらカメラ付き携帯で撮っている人もいたりして。
せっかくですから、私も1番列車に乗ることにしました。何故か列車内も報道陣が一眼レフをぶら下げてあちこち移動し、なんか異常な雰囲気。
子供が可愛かったのか知りませんが、とにかく絵になりそうな素材は何でも撮っているって感じですね。この列車、1等車が満席でした。客層が普段と違い親子連れとかが多かったので、多分記念に乗っている人なんでしょうね。私もせっかくですから先頭車両に乗車。いよいよ出発となり、聞き慣れた「ププププププププププ」のシグナルでドアが閉まると、高校生ぐらいのガキんちょが10人以上「ウォー!」「イェー!」とか叫びながら拍手しまくっていました。列車は何事もなく発車。ちらっと地上に出たなと思ったらまた建物の中に入り、呆気なく紅磡駅に到着。またガキんちょが騒いでいます。
時間にして2分ほど、大した距離ではないですが、羅湖からスター・フェリー乗り場までが随分近くなりました。地元の人にはあまり関係ないかも知れませんが、個人的にはとても嬉しいです。
いつものようにビクトリア湾を眺めました。もう帰国するので、この景色ともしばらくお別れです。次回は来年でしょう。
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