« リサイクルの話 | Main | 8月31日から中国です »

2004.08.15

魔術代

 ようやく更新の勘を取り戻し、ぼちぼちとですが亜州明星総覧をアップデートしています。お墓参りもすませたし、若干一段落してきたのでレビューらしき物をひとつ。

makiyo-1st.jpg
 川島茉樹代であります。父親が日本人で母親が台湾人。国籍は日本だそうな。小室哲哉がまだ気を吐いていた頃、台湾でオーディションを開催したそうで、彼女は友人がオーディションを受けるのに付き添っていて自分がスカウトされたという話。1999年、若干15歳で芸能界デビュー。Panasonicの携帯電話のCMで「日本人の女の子」を演じ、折からの台湾での哈日ブームに乗って大ブレイク。翌年にはファーストアルバム「Makiyo」を発売。北京語はデビューが決まった頃から特訓したそうな(私よりは遙かに上手い)。
tv-3.jpg
 印象が強いのが「TV三賤客」などのテレビのバラエティーなどの司会で(台湾では外国人が司会をしてはいけないそうで、建前上はゲスト扱いですが)、日本人っぽい、ちょっとでれっとした北京語で交わす会話などが独特のキャラクターを生んでいて、人気も高かったようです。写真は左から小猪こと羅志祥(ショウ・ルオ)、MAKIYOこと川島茉樹代、黒人こと陳建州(ブラッキー・チェン)。元気に司会している姿が生き生きとしていて、見ていてもとても楽しそうでした。
tv-3-shikai.jpg
 彼女の売りはなんと言っても日本人らしさ、それも日本の芸能人ではなく、東京の繁華街のどこにでもいてそうな普通の日本人の女の子だったと思う。数年前に日本語をしゃべっているのを見たことがありますが、ちょっと前までよく言われていた「コギャル」の様な話し方で、はっきり言うと(ファンの方すんません)「ちょっと頭が足りないのでは?」と言う感じ。それだけに去年の「日本でデビューします」宣言にはとても驚いた。「普通の日本人の女の子らしさ」を体現し続けてきた彼女が、日本で何を売りにするのか。はっきり言って、歌が特別うまいわけではない。声質もややしわがれ声気味で、日本語の歌を歌うのにはあまり向いていなさそうだし。なによりあのコギャル風のオーラは隠しようがない。

....などと思っているうちに、人気番組の司会も降板し、昨年の秋に本当に日本に来てしまった。スタッフがいろいろ手配したのだと思うが、雑誌などの表紙をいくつか飾っていた。そしてフジテレビ「笑っていいとも」にゲスト出演。私は見てないのだけども、どうやら悪い予感が的中し、私と同じような印象を持った人が多かったらしい。

makiyo-garden.jpg

 その後はTBSの昼メロ「桜咲くまで」の主題歌の作詞と唄、今年2月には日本でのファーストアルバム発売と、それなりの活動はしたものの....皆さん、印象ありますか?私は日本にいない時期が多かったのでよくはわからないのですが、インターネットで探ってみた感触では、日本であまり上手くいったとは思えない。上の「garden」の写真を見ると、どう売り込もうとしていたのかいまいち不明確。そう言うこともあってか、いつの間にやら台湾に戻ってしまい、レコード会社も今までの福茂唱片からEMIに移籍し、先月発売されたのがこのアルバム。
magicage.jpg

 「茉樹代(mo4shu4 dai4)」と四声違いの発音「魔術代(mo2 shu4 dai4)」を当てています。アルバムのコンセプトでは「MAKI」と「YO」と言う女性2人組のデュオと言うことになっていて、歌も声を重ねてデュエットになっています。多少企画物っぽい気がしますが、なるほど「魔術」で来ましたか。これは上手いと思いました。今までの「日本人」という「ヨソ者」感覚を「魔女(?)」と言う「ヨソ者」に転化させて年齢不詳になっています。曲調もなにやらピコピコとノリが良く、どことなく子供向けの雰囲気....と、イメージがだぶったのが范曉萱。アルバム「小魔女的魔法書」のビデオクリップではまさに魔女の格好でアニメソングを歌いまくっていた姿。
mavis-majo.jpg

....調べてみると范曉萱のこのアルバムって、日本進出前に川島茉樹代が所属していた福茂唱片から出ていたのでした。さらに今回のアルバム「魔術代」 にも一曲范曉萱が噛んでます。これは何かプロデューサー関係で繋がりがありそうな(^^;)。関係ないですが范曉萱「アバウト・ラブ」 で久々に銀幕に登場とのことです。

 余談ですがその川島茉樹代、先日20歳になったそうで、日記でこんな事を書いていました。
「あんまり実感がないんだけど、唯一嬉しいのが、日本でも堂々とお酒を飲めることかな(笑)。台湾は18歳からOKだったから、日本では辛い思いをしました。酔いつぶれない程度にお酒を楽しむとしよう☆」

....君はアルコール依存症ですか(^^;)。
 ともかくおじさんは応援している。加油、魔術代

Click!  >>>>>   世界中からBLOG   <<<<<  Click!

|

« リサイクルの話 | Main | 8月31日から中国です »

Comments

 以前大陸にいた時、台湾人と一緒に台湾の衛星放送を見ていた時のこと。彼女がゲストで出演していて、流暢な北京語を操っていました。名前が完全に日本人だったので、その台湾人に「見ろ、彼女あんなに北京語上手じゃないか。それに引き換えお前は…」などと引き合いに出されたことがあります(~_~;)。

 そうですよね。やっぱり純粋日本育ちじゃないですよね。ちょっと安心。

Posted by: Qing Zui | 2004.08.15 at 12:35 下午

 Qing Zuiさん、こんにちは(^-^)/。

 彼女はハーフではありますが、デビューまでは純粋日本育ちなのです。台湾でデビューするときに一番困ったのが「中国語が全然分からないこと」だったそうで(^^;)。

 私も同僚の台湾人に「それに引き換えお前は」と言われたりしています。勉強勉強....(^^;)。

Posted by: 岸上 孝 | 2004.08.16 at 05:31 下午

どうもはじめまして。
以前CSの台湾番組で、この子を目撃したことがあります。
バラエティ番組のレポーターの女の子がなんーだかゆるい北京語をしゃべり、
たまに発する「カワイイ!」の叫びがものすごく本物っぽかった(笑)ので、
「日本人か??」と思ったんですが、
今考えると魔術代さんだったんですね。思わぬ所で謎が解けました。

確かに、日本では見かけなかったな(笑)

Posted by: uedada | 2004.08.19 at 01:57 下午

「小魔女的魔法書」がお気に入りでした。というわけで、このアルバムに入っている「粉紅色樂團」をネットのKiss Radioで聴いて思わず買ってしまいました。が、届いてみると「CCCD」。嫌な予感がしたので、聴くのを止めようかと思ったんですが、ジャケット写真を見ていたらついつい家に有るCDMDラジカセにかけてしまいました。結果は、5分ほどの曲が終わるのに15分ほどかかってしまうことに。原因は音とび。何度かかけても変わなかったので、このままでは機械がおかしくなると思い、聴くのを止めてしまいました。残念。

Posted by: oachian | 2004.08.23 at 12:09 上午

岸上さん、初めましてひろ君といいます。
こちらのページを訪問させていただいたとき、
私のページ(中文学習)のリンクを見つけました。
とてもうれしいです、ありがとうございます。
岸上さんのページも私のページからリンクさせてもらいますね。

私はまだ中国のアイドルについてはほとんど知らないので、こちらのサイトで情報を得たいと思います。ファンになっちゃう明星もきっとみつかると思います。

Posted by: ひろ君 | 2004.08.24 at 09:21 下午

 uedadaさん、初めまして!リンクさせて頂きました。

 そうそう、「カワイイ!」とかの日本語や、「あはは」とかの笑い声、「へ〜」とか「ほぉ」とかのあいづちが、まんま日本人なんですよね〜。

 oachianさん、私の場合、ここのところ香港以外ではCDを買って無いので....。たぶん香港ではCCCDは売っていなさそうです。何やらかなり問題ありそうな話が散見されているようですね....。

 ひろ君さん、勝手にリンクしていました(^^;)。中国語は一度きっちりやらなければと思って、中国語の勉強サイトにリンクを張りまくっているんですが....。独学ではやっぱりしんどいですね....。

Posted by: 岸上 孝 | 2004.08.29 at 07:46 下午

ありがとうございます。日本語サイトからリンクしていただいたのは、たぶん初めてです(笑)。私もこちらを、中華関係BLOGのターミナル駅として利用させていただいてます。

Posted by: uedada | 2004.09.01 at 09:36 上午

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19209/1197619

Listed below are links to weblogs that reference 魔術代:

« リサイクルの話 | Main | 8月31日から中国です »