哀しいiBook....

....こういう状況です。ぎしぎし言うのを目いっぱい開いてみました。すでにLCDの根元の外装がたわんで隙間が見えています。これ以上開くとどこかが割れると思います。当然ながら手を離すとパタンと閉じてスリープ状態になります。
因みにここ一ヶ月ほど前から、閉じてスリープすると開いても真っ白の画面のままで復帰せず、強制再起動をかけると決まって爆弾が出るので、SHIFTキーを押して拡張機能をオフにして起動、立ち上がったら正常にシステム終了をかけ、いったんオフになったのを確認してしばらく待ってパワーオン。この後2〜3回くらい爆弾が出ますが、その都度に強制再起動。これを繰り返して何とか立ち上がるという状態でした。冷静に書いてみたけど、自分で読んでもかなり調子悪いなこれは。
右奥の電源スイッチは中指で何とか届く程度。ハードディスクはまともに動いているし、ネットもつながります。ただ、左手でこじ開けながらのネットサーフィンは疲れる上に、画面を斜めから見る格好になるので下のほうはほとんど読めません。htmlを作成し、サーバーにアップロードできるかどうかやってみました。入力は右手だけ。左手は閉じようとする力に抗しながら突っ張ったまま、キーを打つために本体を机に水平に置いたら、入力している右手が邪魔になって画面なんてほとんど見えやしません。がんばって数文字打つうちに左手が痙攣を起こしそうになり、断念。
壊れた27日は会社で作業中だったので、うちの台湾人総経理(兼メカ設計者)が横にいました。「オレが直してやるわ。メカ屋やで。簡単簡単。」と軽口をたたくので、とりあえず任せてみます。「これ、どうやって分解すんねん。」....デザイナーに聞くなよ、そんなん。通常は分解する手順の1番目が「蓋を開ける」なのですが、その手が使えないので底カバーのネジを外して開けることに。6角ネジが必要なので、ちょうど社外に出ている設計者に戻りがてら買ってくれるように電話しておいて、いよいよ作業開始。
「なんやこれ!」....どうもパッチン止めの爪がやたらめったらあるらしい。すると総経理、ギターのピッカーを何個も持ってきて(なんでそんなものがあるんだ)どんどん隙間に突っ込み、悪戦苦闘の末、開封に成功。静電気防止シールドを外すとメイン基板の裏面が出てきました。しかしそれでもヒンジ部はよく見えません。さすがにメイン基板を裏から取り外すと、表にあるいくつものコネクタに深刻な影響が出ると思われ、これ以上は断念。
しかし、治ってくれないと仕事にも影響が出てかなり困った状態になるので、中国最大の電気屋街とも言われる華強北路の一角のとあるビルの片隅にあるアップルに持っていくことにしました。総経理が組み立てなおします。パッチン止めを全部押さえ込んで、組み立て完了!....と思ったら、ネジが2本余っている....。そ、総経理〜〜〜〜!!
出租汽車で華強北路のアップルまで飛ばしました。やたらごみごみしたアップルの出張所で大丈夫かなと思いましたが、案の定、状況を一目見て「とてもここでは直せない」「広州のサービスセンターに送るので2週間はかかる」「修理費は最低でも2000元」とか、気のめいりそうなことばっかり言ってきます。埒があかないので、知り合いのパソコンショップに持ち込んで1日がんばって見てくれるようにお願いしました。
翌日聞いてみると「道具が無いので無理だ」とのつれない返事。ほかに打つ手と言えばLCD側のカバーを開いてヒンジ部を覗いて対応....と言うのが考えられるのですが、こちらのネジはインチサイズの6角ネジで、これは華強北路広しと言えども、まず売っていないというしろもの。どうにもこうにも。
これで亜州明星総覧その他のホームページの更新作業は、新しいMacintoshを購入するか、帰国してこのiBookの修理が完了するかまでは、ストップすることがほぼ確実になりました。とほほ。因みに帰国予定は7月に入ってからです。きついっすよ〜。
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Comments
御疲れ様です。
(^_^;)q
ロクな励ましの言葉が出て来ない自分が恥ずかしい限りです。
深センブログの後輩として、お早い復帰と益々の御活躍を祈らせて頂く他御座いません。
m(_ _)m
Posted by: 子守熊 | 2004.05.31 08:04 下午
子守熊さん、どうもです。実は結論から言うと....復帰しました。詳細はまたアップさせていただきます。
この昨日今日とブログネタ一杯なので、時間たりるかなー。
Posted by: 岸上 孝 | 2004.05.31 09:15 下午