手機のお話・2
中国・大連ニュースマガジン系で、中国で受ける携帯電話のデザインのお話がありましたので琴線に触れてしまいました(^^;)。
「日本製は高品質だが、韓国製の方が格好が良い――。博報堂がまとめた中国青年の日本、中国、韓国、米国、欧州製品に関する意識調査でこんな結果が出た。各国企業が入り乱れて競争を繰り広げる中、中国市場での販売拡大にはデザインなどを工夫する余地がありそうだ。」
いやあ耳が痛いです。去年はまさにデザインセンスの違いに苦しんだ年でした。そしてSAMSUNGが席巻した年でもありました。
トレンドとしては、2002年夏頃から2つ折りが増え始め、2002年秋にはカラーLCDが出てきて、2003年始めにはカメラ付きが登場し....と言うように、日本の10年分くらいを1年ほどで追いかけている感じです。ここで重宝されたのが韓国メーカーや韓国デザイン。韓国は中国と同じ様な大きさの携帯電話が主流で、日本のメーカーのものより浸透しやすかったことが原因かと思われます。また、韓国が中国に商売するにあたっては通訳としての朝鮮族の役割もかなり大きな要因ではなかったかと思われます。この点、日本は不利ですね。
何しろ1年で700機種が出回る中国のこと、中国・大連ニュースマガジン系にもありましたように「ヘンな携帯」も相当あります。中国の携帯電話専門雑誌で「ヘンな携帯特集」のページを見かけたりして(^^;)。
さて、そのデザインの方向性、例のアンケートは昨年6月〜8月の調査ですが、今年に入ってから徐々に変化が現れてきています。大きさこそ今まで通りですが、デザインのまとめ方があっさりと洗練されてきて、明らかに日本の携帯っぽいものが増えてきているのです。科健などは特に著しいです(前がひどすぎましたが(^^;))。クライアントにはメーカーだけではなくて、改革開放でお金持ちになってとりあえず携帯電話に資本投下して一儲けしようと考える紅いブルジョアさんも結構いるのですが、とある紅ブルさん曰く「もう韓国のデザインは飽きられている」そうな....。
これは日本デザインを売り込むにはチャンスです!いまのうちにオイシイところを頂く所存です。ただ科健のデザイン依頼先は日本でも韓国でもなく北京のデザイン事務所だそうです。これからはいよいよ中国国内のデザイン事務所との競争になるんでしょうか....。
海爾のペンサイズの携帯電話です。2002年の12月に青島の海爾本社を訪問したときに「発表直前のものです」と内々で見せてもらいました。この時はさすが中国屈指の大手メーカー、すごいものを作ったなと感心しました。本当に小さいです。2003年の正月では海爾のホームページのトップにどどんと「ついに登場!」って感じで宣伝していたんですが....。
実は私、この携帯が店頭で売られているのをほとんど見たことがありません。ましてや、これを使っているという人を見かけたこともありません。そして今は海爾のホームページの何処を捜しても見あたりません。
何処に行ったんでしょうか(^^;)?ご存じの方のレポートをお待ちしております....。
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